創立記念集会にて会長講演
11月6日(水)研心館にて、 目白研心中学校・高等学校創立記念集会が行われました。学校から依頼を受け、同窓会の稲葉会長が『目白学園の歴史と共に歩んだ同窓生』と題する20分間の講演を行いました。
中学校・高等学校では、毎年11月11日の 創立記念日が近づくと、 学園の歴史や創立の意義などを生徒に伝えるために「創立記念集会」を行っています。
本年は、創立101年目に入学した中学1年生と高校1年生が参加しました。
続々と研心館に集まる生徒の皆さん。まだあどけなさが残る中学1年生と、頼もしそうな高校 1年生。一堂に会した皆さんを見て、3年間の成長の大きさを実感しました。
開会前に担当の先生から「服装を整えてください」とアナウンスがあり、ネクタイやスカーフを整える皆さんの姿に私たちも気が引き締まりました。このような細かい指導が行き届いている学校は、素晴らしいと思います。
斎藤教頭の司会で記念集会が始まり、最初に、中高で制作した「100周年記念映像」(実際の映像はコチラから )を視聴しました。続いて、吉田校長が学園の歴史を紹介しました。また、国際調査において「日本の高校生は自分に自信が持てない生徒が多い」という結果に触れて「自分を信じて、どんなことにもチャレンジしていってほしい」とお話されました。
会長の講演の冒頭では「皆さん、こんにちは!」 との挨拶に、元気に「こんにちは!」と応えてくれた生徒の皆さん。とても爽やかで嬉しい気持ちになりました。
会長は、学園創立時の経緯や創立者の想いなど、時折、日本史との関連を交えながら学園のエピソードを紹介しました。
また、戦時下に卒業された大先輩の命がけの学園生活について、当時の状況や気持ちなど、ご本人からお聞きしたことを伝えました。
大先輩から現在の生徒の皆さんに贈る言葉を含めて、学園の100年の歴史のなかで昔から今へと繋いでいくべきことを話しました。
平和な時代に生まれた目白研心の生徒たちと、命の危険と隣り合わせの戦争を体験した目白商業の大先輩。
戦後の混乱期やバブル期、その後の平成不況時代に学園生活を過ごした方々。
時代や年代は違えど、同じ目白学園を卒業した同窓生であることに変わりはありません。
世代の異なる同窓生同士の意見がぴったりと合うことはないですが、お互いの意見に耳を傾けながら尊重し合うことこそが、同窓会においては最も大切であること。
「目白研心中学校・高等学校の皆さんは、そのことをきちんと理解できる素晴らしい生徒だと思います。3年後、6年後に皆さんが同窓会に入会される日までの大成長を楽しみにしています。」という言葉で講演を締めくくりました。
最後に、学園の歴史とともに今でも歌い継がれている校歌を合唱し、閉会となりました。
20分間、生徒の皆さんはとてもキラキラとした目で真剣に講演を聞いてくださいました。その姿はとても立派で感動しました。同窓生の一人として、母校を誇りに思います。
創立記念集会というとても大切な時間に、同窓会として講演させていただいたことに感謝申し上げます。
ありがとうございました!