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6限 第3回中学校キャリア講演会

タイトル:「伝統芸能の世界に生きる ~もしも将来が決まっていたら...~」
講演者:武田祥照氏


11月28日(水)の6限に観世流能楽師の武田祥照さんをお迎えして,「伝統芸能の世界に生きる ~もしも将来が決まっていたら... ~」というタイトルで講演会を行いました。
はじめに、「能楽」についての歴史や他の伝統芸能との違いを教えて頂きました。能楽は他の芸術(音楽・美術)よりもはるか昔から現在まで受け継がれていることがわかりました。能楽とはどういうものなのかを伝えるために、武田さんが実際に生徒の前で能楽を披露して下さいました。役で使われているお面も見せて頂き、とても貴重な経験ができました。
次に、能楽師として、どのような仕事をしているのかを教えて頂きました。能楽師の仕事は①公演,②お稽古,③講演会のような人に話をする仕事だそうです。ここ最近は、能楽に親しむ人が減少したことが影響して、昔とは仕事の内容が変わってきているそうです。日本を越えて世界で公演を行なうこと、能楽を知ってもらうための講演会などが増えているようです。能楽師として、上手に舞を舞って、歌を歌うことだけができても、今はそれ以外のスキルも必要であるということです。
最後に、武田さんから「将来の自分の職業が決まっていたとしても、社会の変化によって仕事の内容も変化します。その変化に対応するためにも決まった分野だけでなく様々な知識を身につけることは大切です。学校は可能性を広げる場所だと思うので、どんなことにも一生懸命取り組んでほしいと思います。」というメッセージを頂きました。

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