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SEC高2ターム留学帰国報告

笑顔の帰国 -- 3ヶ月の旅を終えて

2025年4月5日19時、ニュージーランドの現地校で1学期間の留学を終えた本校生徒たちが全員無事に帰国しました。18時に着陸した航空機から降り立った生徒たちは、およそ1時間後に出迎えの場に姿を現しました。歓迎の旗を振り続けていた保護者の方々は、我が子の姿を見つけると表情が輝き、生徒たちも照れくさそうにしながらも安堵の笑顔を見せていました。

異文化の壁を越えて -- 困難があるからこそ成長できる

今回の留学は、本校のSuper English Courseにおいて過去に例を見ない成果を上げました。これまでの留学では些細な問題が大きくなりがちでしたが、今回はすべての生徒が現地で問題解決することができました。生徒たちは文化や価値観や生活習慣の違いに戸惑うこともありましたが、そうした困難こそが最大の学びの機会となります。「困難がない留学」より「困難を自ら解決できる留学」の方が留学の意義は高まります。多様な背景を持つホストファミリーとの暮らしや現地の学校生活で生じる小さな摩擦が、異文化理解と問題解決能力を育む最高の教材となり、痛みを伴う実体験があるからこそ、生徒たちは真の成長を遂げることができるのです。

成長の証 -- 自ら解決する力

生徒たちは課題に直面した際、現地のホストや教師、アドバイザーと積極的にコミュニケーションをとり、適切に助けを求める姿勢を見せました。この対人関係構築力により、トラブルが大きな問題に発展することなく解決できました。帰国時に制服着用の徹底ができなかった点はわずかに残念。本校の代表として海外で学ぶという意義と、礼節を形にする制服の意味をより深く理解することが、今後の成長課題といえるでしょう。高い問題解決能力を持つこの学年の今後の成長を見守りたいと思います。

次なる挑戦へ -- グローバル教育の未来

この成功は何よりも生徒たち自身の素直さと前向きな姿勢によるものです。留学事前学習で学んだことを実践し、留学中のウィークリーレポートにも綴ってくれた彼らの言葉は、私たち教員にとっても大きな励みとなりました。困難な状況でも「こう過ごすべき」という指標を自ら示してくれた生徒たちの人柄と、保護者の皆様の適切なサポート、そして留学関係者の皆様のご尽力があったからこそ実現できた成功です。SECでは今後も、異文化間の相互理解を深め、実体験から学ぶ教育を推進してまいります。

※SECターム留学の帰国後レポートは、別途HPにて特集シリーズでご紹介する予定です。ぜひご覧ください。