中3SECフィールドラーニング
6月20日(金)、中学3年SECのフィールドラーニング(校外学習)を実施しました。今回は、世界に誇る日本文化のひとつであるスタジオジブリのアニメ作品を取り上げた展示会を訪れました。
「海を渡った熱風」と題された本展示では、北米、欧州、中国をはじめとするアジア各地で、ジブリ作品がどのように受け入れられていったのか、その過程を知ることができました。
海外諸国にとって異文化である「日本アニメ」は、最初から広く受け入れられていたわけではなく、作品の魅力を理解し愛した人々の力によって、多くの人々に受け入れられるようになっていったことを学びました。
自国の文化に誇りを持つと同時に、異文化を理解し受け入れようとする姿勢の大切さを改めて認識することができ、カナダ語学研修を控える生徒たちにとって、非常に有意義な学びの機会となりました。
<生徒の感想>
「ジブリの立体造形物展」で、「ジブリはどう世界に広がってきたか」という問いの答えをいくつか見つけることができました。1つ目は、年が過ぎていくにつれて、アメリカ、フランス、韓国、台湾、ヘルシンキなど各国でジブリの作品が上映され、歴史を刻むたびに、敬意を払うべき立派な娯楽作品であると認知されるようになったことです。2つ目はスティーブン・アルパート氏やジャン・フランソワ・カミエリ氏といった人物のサポートもあり、ジブリ作品が"アート"として理解され、作品を通じて物事を考えたり、何かを感じ取ったりすることができると評価されていたことです。このように、ジブリ作品が海外で深く理解され、受け入れられていったことが、他の日本アニメへの関心にもつながり、日本アニメ全体が世界に広がるきっかけになったのだと感じました。