• グローバル
• 2021.11.18

SEC全クラス合同　特別授業 「支援とは何か」

2021年11月10日にJICA青年海外協力経験者である石島裕太氏を講師に招いて、「支援とは何か」について考える特別授業を実施しました。

第一部は現時点での自分の考えを確かめるために、①あなたは誰かを「支援」したことがありますか？②あなたは誰かに「支援」されたことがありますか？③「支援」をするときに大切なことや気をつけるべきことは何だと思いますか？④あなたは誰かを「支援」したいですか？という事前質問について、学年ごとにどのような意見が出たかを全体で共有しました。 　

第二部では、講師の石島氏に協力隊でのご経験について語っていただきました。協力隊としてケニアで過ごされた際に感じたことを土台にして、「支援」について改めて考えることができるような問いを中心に公演が進みました。メモ取りは最小限でいいですよとご指示いただきましたが、生徒たちにとっては気づきの連続であったようで、それぞれの視点で様々なことがワークシートに記録されていました。 　

第三部では縦割りグループでのディスカッションを行いました。高校3年生が話し合いをリードしましたが、積極的な発言が多く見られ、学年に関係なく非常に素晴らしい意見が出ていました。特に印象的だったのは、グループワーク終えて全体で振り返りをしている際に出た生徒からの質問でした。授業を通して自分の中に変化があったことを自覚している生徒から、「みなさんはどう思っていますか」という主旨の問いかけがいくつか出たことで、それに呼応する形で会場全体で思いを共有する瞬間が生まれました。 　

確固たる答えがあるわけではないテーマだからこそ、大人が一方的に教えるのではなく一緒になって考えていくことができて、大変有意義な時間となりました。