茶道部「出光美術館見学」
出光美術館は、日本・東洋の古美術を中心とした美術館で、現在「日本・東洋陶磁の精華」の展覧会が開催されています。美術館の入っているビルが建て替えられることに伴って近く休館となるため、茶道部の指導の先生のもと、今回の見学会を企画いたしました。美術館では、まず学芸員の方から、茶道の歩みと掛け軸や茶道具の拝見のしかたについてお話を伺いました。また、美術館内のお茶室「朝夕菴(ちょうせきあん)」のしつらえを見学しながら、お茶席では掛け軸と道具の取り合わせに工夫を凝らし、亭主と客との間の会話のふくらみを楽しむものであることをお聞きしました。さらに、皇居外苑や二重橋をのぞむ景色を楽しみながらお煎茶をいただき、茶道具の展示と中国や韓国のさまざまな陶磁器を見学いたしました。生徒たちからは「来てよかった」の声が上がり、それぞれが『推し』の展示を見出して、茶道に対する思いを深めるよい機会となりました。