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高2台湾修学旅行2日目

英語難関コース・台湾修学旅行2日目の朝は、どの部屋の生徒も時間を守って、きちんと制服に着替えて朝食に集合しました。

朝食後、戦争体験者・李さんと、作家・片倉佳史先生をホテルの会議室にお招きし講話をしていただきました。日本統治時代、台湾では一家全員が日本語を話せると、表札の横に「国語家庭」という札が掛けられたり、日本名に改名すれば日本人と同じだけ配給がもらえたりしたそうですが、日本が敗戦し台湾から撤退すると、今度は国民党によって日本語の使用が厳しく禁じられました。そんな中、李さんは父の勧めにより命の危険を冒してまで日本語を勉強し続けます。国語から外国語となった日本語が、今後生きて行く上での武器となるに違いないと李さんのお父さんに助言した人がいたからだそうですが、その人はのちに二・二八事件で殺されてしまいます。

講和後ホテルを後にし片倉先生と芝山巌に上った後は、少し遅めの昼食を市内でいただきました。レストランを出てみんなでバスを待っていると、昨日と同様、またもや中国大陸からの団体客に手を振られ、生徒らもそれに応えるように笑顔で手を振り返していました。今日この日この場面に至るまで、日本・台湾・中国はどのような歴史をそれぞれ歩んできたのでしょう。不幸な歴史に終止符を打つため、私たちは歴史と言語を学ぶ必要があるのです。

午後はホテルから約1時間バスに乗って九份に向かい、そこで老街を観光しました。車中、学校交流で発表する「サザンカ」をみんなで練習しました。

明日はみんなのお楽しみ、パイナップルケーキ作り、足つぼマッサージと、現地大学生との自主研修です。