高2台湾修学旅行3日目
3日目の午前は、そろそろ出始めた旅の疲れをとるたため、少しゆったりとした行程となっています。
まずは、台湾名物・パイナップルケーキ作りの体験です。一人一人が生地をこね、そこにパイナップルの餡をつめ、お団子状に丸めて型に入れて焼きあげます。焼き上がるまでは、工場見学、試食、お土産購入のリラックスタイム。売店には様々な種類のパイナップルケーキが売られていましたが、やはり自分で作ったものは格別です。可愛い箱に入れて持って帰ることができるので、家族への特別なお土産ができました。
次に向かったのは足つぼマッサージ。テレビのバラエティ番組の影響からか、生徒には足つぼマッサージは痛いという先入観が強く、余りにも大きな声で痛がるので、お店の方に「足ツボが痛いというのは過ちです」とたしなめられてしまいました。しかし別室では、担任の山田先生が声なき悲鳴を上げていたので、やはり痛い人には本当に痛いのではないでしょうか。
昼食は豪華な一人鍋。日本の豚しゃぶのようなお料理ですが、野菜や練り物などの具材とタレが台湾風でとても美味、みんなよく箸が進んでいたようです。このレストランで、自主研修の各行動班にアテンドしてくれる地元の大学生と合流、お互いに自己紹介したのち、各班それぞれが目的地に向かって出発しました。今年は、日本語が堪能な大学生が多く、英語よりも日本語が多く聞こえてきて少し残念ではありました。しかし生徒らの英語を使ってコミュニケーションを取りたいという意識が低いわけではなく、勉強した日本語を使って話したいという台湾の大学生の向学心と、話す相手と心を通わせたいという気持ちの強さに、生徒らが追いつけなかったというところが実状だと思います。日本に何年いても日本語を話さない外国人がたくさんいる中で、どうして台湾にいる若者はこんなにも日本語を勉強するのか、その答えを自分なりに探究していきたいと思います。
自主研修後はあいにく雨が本格的に降り始め、楽しみにしていた饒河街観光夜市を十二分に堪能することはできませんでしたが、事故や怪我なく全班が無事帰って来てホッとしました。明日はいよいよ待ちに待った学校交流です。台湾人のコミュニケーション力の高さを前に、ただただ受け身で答えているばかりではつまりません。明日は生徒らが今日より少しでも多く、台湾の人々に積極的に発信する姿を見たいなあと思います。