演劇部 - 練習メニュー
練習メニュー(夏期強化練習中)
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1. 基礎練習:身体
- 円になって全身ストレッチ(15分)
- 丹田(たんでん:へそ下にある体の中心)を意識した腹式呼吸(15分)
- 丹田を意識した下半身筋トレ(15分)
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2. 基礎練習:声
- 腹式呼吸で、頭・鼻・口・喉・胸・肩・顔全体を振動させる発声(15分)
- 滑舌練習(15分)
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3. 演技練習:チームワーク
「マンションゲーム」、「信頼」、「王様と奴隷」などといったペアやグループでゲームを行い、部員同士、互いの心理的距離を近づけ合います。また、どのような心理状態の時に人間はどのような動きになるのかを、演じ、観察し、発見し、話し合いながら進めます。
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4. 演技練習:身体と言葉
まず「円になってパス」、「大縄跳び」などを、実際にボールや縄等の道具を使って、声を出しながら行い、自他の動きを注意深く観察します。次に道具を使わず、"エア"で同じことを行ってみます。その時に観客視点に立ち、自分たちの身体や言葉で、ボールの大きさ・パスする者同士の人間関係・縄の回る速さ・縄が床にあたる音・縄にひっかかった者の痛みなどが伝わるかを観察・議論しながら、繰り返し練習します。
また様々なシチュエーションを設定し、その際に人は物事をどのように「認識」し、「思考」し、「行動」に移すかを、自分で演じたり他の部員の演技を見たりしながら話し合います。目には見えない「思考」をどうすれば観客に伝えることができるのか、観察と実験を繰り返し演技を習得します。
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5. 舞台稽古
新作に取り組み始める際は、全員で座って通し読みを行い、すぐに台本を持ったまま立ち稽古を始めます。セリフと動き、舞台上の位置、他の役者との関わりを考えながら、大きな流れを体で覚えます。セリフを覚えて全体の枠組みが見えたら、観客に意図が伝わっているか、不明瞭な部分はないか、何度も通して演じ、みんなで意見を出し合います。演出はそれが一通り終わってからの作業です。ここまでの作業が中途半端であれば、演出がいくら凝っていても、結局観客の心には何も残らない舞台となってしまいます。演出は、その幅が増えると、演者も観客も楽しめる舞台に成長しますが、シナリオの構成が盤石なこと、また、演者の発声や体の動かし方、体幹などの基礎力がしっかりしていることが大前提です。
OGを招いて、目白学園記念館での舞台稽古(照明室より撮影)