演劇部 - 活動日誌

演劇部「学校紹介ビデオ最終回【中学生の生きづらさ ~『いのち』と向き合う~】」

こんにちは。目白研心演劇部です。本年度はコロナ感染対策で年4回の舞台公演が全てキャンセルとなったため、私達は、新入生や目白研心の受験生に向けて、学校紹介動画を制作することに決めました。1作品目は感染者数が落ち着き、放課後に学校施設を利用し撮影することができましたが、2021年1月、1都3県に再び緊急事態宣言が出されると、部活動は再び制限されることになりました。私達はそんな中、どうすれば動画3本発表という最初に掲げた目標を達成できるかを考えました。

社会全体に暗雲が垂れ込める1月、自殺者増加のニュースが私達の目に飛び込んできました。NHKがHPで発表している記事によると、小学生が14人(前年比+6人)、中学生は146人(前年比+34人)、高校生は339人(前年比+60人)、小中高生の2020年の自殺者は合わせて499人、前年から比較すると100人増加したというのです。

そこで私達は、学校紹介ビデオ3部作の最終企画として、『いのち』をテーマにした動画を制作することにしました。私達は、自殺という最悪の選択をしてしまう若者が多くいることを知り、その家族や友人が自分を責め、不幸の連鎖になる危険性について話し合いました。
「不幸の連鎖を止めるには何ができるのか。」
「根源を断ち切るにはどうすれば良いのか。」
この問いについて多くの人と一緒に考えたいと思い、最後の動画を企画・制作しました。テーマを企画発案した部員は「3分の動画で『いじめ』や『死』について私達中学生が感じている思いを、どうしたら多くの人に伝えることができるかを考えた」と述べています。私達は、もし誰かが辛そうにしていたら、笑顔で美味しいご飯の話や、趣味の話を一緒に話してみるといいと思っています。それだけで心の荷が軽くなるかもしれません。

私達は身近にある小さなことから着想を得て、表現活動を続けています。
最後に、動画をご視聴くださり、ありがとうございました。今後も応援よろしくお願いします。(2020年度演劇部部員一同)