ベトナム・カンボジアグローバルツアー④
◆12/28(土)カンボジア1日目
カンボジア、シェムリアップでのプログラム1日目は、ワットタマイ寺院のキリングフィールドの見学からです。皆さんはポル・ポトという政治家とポル・ポト政権時に起こった大量虐殺の悲劇を知っていますか?このキリングフィールドはカンボジアの各地にあり、大量虐殺が行われた場所のことを言います。私は、出国前にカンボジアの内戦関する本を読んで少し予習をしていきました。心構えも少しできていましたが、実際にここで人が虐殺にあっていたと考えるとやっぱり怖かったです。カンボジアの経済や教育が遅れている理由はポル・ポト政権時の大量虐殺が影響しているといわれています。その理由は知識人や高齢者、障害者を対称に虐殺を繰り返したからです。当事人口約900万人に対して、200万~300万人の人が犠牲になったといわれています。ポル・ポトが行ったことが今のカンボジアの経済を遅らせているということが良く分かる貴重な経験ができました。
その後、ワットボー寺院に行きカンボジア人のほとんどが信教している小乗仏教がカンボジア人の生活などとどのようにかかわっているか学べました。また、戦争博物館にも行き、カンボジアへき地には地雷が今も残っていることや地雷撤去活動についても少し学べました。
それからカンボジア人の仕事について知るため、アーティザンダンコールという民芸品製作会社に行きました。この会社は若者や障害を持つ人たちが働き収入を得られるようにするため他国が設立した会社だということを日本人スタッフさんに聞きました。そこで働く職人さんたちによってシルクの織物や石造など、素晴らしい作品が作られていて感動しました。カンボジアが今どのように成長していこうとしているか肌で感じることができました。
昼食(カンボジア料理、カレーが食べやすく、ご飯と一緒に食べ、おいしかったです)をはさんでから山本日本語学校という現地の日本語学校に行きました。皆一生懸命勉強しているのがすごく伝わりました。また、交流の際「湿度」という言葉がうまく伝わらなかったりして日本語の難しさについても実感させられました。
最後に「Angkor HUB」に行きました。カナダ人の方が起業した会社で、起業家たちが集まるレンタルオフィス(コワーキングスペース)です。講話も質問も英語で、あまりいい質問はできなかったのですが、みんなはすごくいい質問をしていて他のメンバーのすごさを感じてしまいました。また、カンボジアに来て起業したカナダ人オーナーのジェフさんがいろいろな苦労があるのにカンボジアに来て起業しているのがすごくかっこよかったです。
夕食はビュッフェ&ショーでカンボジアの民舞をいろいろ見ることができました。チームワークが必要そうだったりすごく難しそうだったのですが、その分独特で、素晴らしかったです。
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アーティザンダンコール 工房見学 -
昼食はクメール(カンボジア)料理 -
山本日本語学校 交流中 -
山本日本語学校 卒業文集 -
アンコールHUB(カナダ人企業家と) -
ディナー&民芸見学