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2019年度 高2英語難関クラスから英検1級合格者が出ました!

2019年度第3回英検で見事英検1級に合格した、高校2年英語難関クラス在籍のS.M.さんにインタビューしました。


Q: 英検1級取得を目指したきっかけを教えてください。
A: 高1で英検準1級に合格したあと、より英語力を高めたいと思い、1級に挑戦しようと思いました。

(先生からのコメント) 現状で満足せず、一つの目標を達成したら、また次の目標を見つけ行動しているのがSさんの凄いところですね。

Q:普段は英語の勉強をどのようにしていますか?
A: 普段は授業で習ったことを復習し、定期テストに向けて勉強するようにしています。

(先生からのコメント) Sさんは学校以外の特別な勉強をするのではなくて、学校の勉強をとことんつきつめてやっている印象で、とても効率的だなと思います。

Q: いつから本格的に英検の勉強を始めましたか?またどのように取り組んだか教えてください。
A: 英検の勉強は高2の夏休みから少しずつやっていました。単語はパス単を使って覚え、旺文社の集中ゼミなどを使って実践問題を解き、問題形式に慣れました。

(先生からのコメント) まとまった休みを英検のような校外の試験対策に使うのは、長い休み、だらけがちになる自分を制する良い方法ですね。

Q: 英検1級の勉強で一番難しいと感じたことは何ですか?またどのように対策しましたか?
A: 1次試験で最も難しかったのは、単語を覚えることです。1級の単語は普段見慣れないものが多く、一度覚えたものでも忘れてしまうことが多々ありました。そのため、パス単の全ての単語を覚えるのではなく、頻出の単語だけをしっかりと押さえるようにしました。また2次試験では、私は時事問題の知識や雑学が少なかったため、スピーチで自分の主張をサポートする理由や根拠を挙げるのが難しかったです。そのため、英語のニュースを読んだり、ひたすらスピーチの練習をしたりして、なるべく知識を増やすようにしました。

(先生からのコメント) 言語の基本は単語ですから、朝テストレベルの単語は普段の勉強で完璧にしておき、その日々の鍛錬があるからこそ、今回、頻出単語を抑えるという作戦が有効だったのでしょう。また2次では、賛成や反対意見を求められる問題が多いですが、英語力のみならず、面接官と語り合うための社会的な背景知識が必要です。英検2次の練習をまず「日本語」で行ってみることは、英語以外の自分の課題があぶり出されるのでとても有効ですよ。

Q: 合格したときの気持ちはいかがでしたか?
A: 一次の際は、試験の出来に自信はなかったのですが、受かることができて安心しました。 二次の時は、まさか合格するとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。

(先生からのコメント) 生徒が喜ぶ姿は私達教員への最高のご褒美です!

Q: 次の目標は何ですか?
A: 次の目標は英検以外の英語検定試験に挑戦することです。

(先生からのコメント) TOEFLやIELTSなど、世界の大学で入学基準に用いられている検定試験にチャレンジするのもいいですね。学生と教授のやりとりがリスニング問題に使われていることもあり、留学のイメージが膨らんで楽しいです。また個人的にはTEAPのライティングは、英文とデータから状況を分析し、問題発見力と解決力を身に着けるのに、とても役に立つ問題だと思うので、おすすめです。

Q: 英語力を使って将来どんなことをやってみたいですか?
A: 今現在は通訳や翻訳の仕事に興味があります。

(先生からのコメント) 通訳や翻訳はすでにAIが大活躍の分野ですが、だからこそプログラミングでは実装できない、人間の感覚が要される技術が、今後は注目されるでしょう。

Q: 検定試験を受けることによって、どのような成長がありましたか?
A: ライティングの面で、使う単語のレベルや表現の工夫を学ぶことができ、よい経験になりました。 また、2次試験の対策を行ったことで身近な問題から世界規模の問題まで、どのようにして解決ができるのか考えるようになりました。

(先生からのコメント) 検定試験の勉強をする際は、圧倒的に読む量が増えると思います。Sさんはそれをライティングに活かせたのが注目すべき点ですね。つまり、使うための勉強をしているということです。インプットしたものをアウトプットし、足りないと思ったらまたインプットする。この流れを作っていくと、必ず英語力はついていきますね。

Q: 英語で今より更に上の目標を目指す本校の皆さんに、是非Sさんが実践して効果があったと思う目標設定の仕方や、勉強法、日々の過ごし方などを共有してください。
A: 夏休みと冬休みに英検の勉強に力を入れることで、英語力が上がり、その後の学校の英語の勉強もしやすくなると思います。また、ライティングの力を上げるには時間がかかるので、一日一つ必ず英作文を書くという風に決めてそれを続けることが大切だと思いました。

(先生からのコメント)ライティングに焦点をあててアドバイスしてくれているのがさすがだと思います。というのも、ライティングは、多岐にわたる話題が登場するリスニングやリーディングとは異なり、問題傾向が似通っていて、その分準備しやすく、努力が結果につながりやすい技能です。他の検定でも入試でも同じことが言えますよ。それにしても、一日一つの英作文をやり遂げる精神力があってこそのこの偉業ですね。先生たちも頑張りたいと思います!