【カナダ】ウェスト・バンクーバー・セカンダリーより - S.Y -
カナダのウエスト・バンクーバー・セカンダリーに現在留学中の生徒から留学レポートが届きましたのでご紹介します。
私がバンクーバーに着いてから2週間が過ぎた日曜日の11月11日はリメンバーズデイと呼ばれる祝日でした。リメンバーズデイとは第一次世界大戦の終戦日であることに由来し、戦争で亡くなったカナダ兵へ哀悼の意を示すと共に、兵士の引退式が執り行われるというものです。教会では大勢の人々が胸にポピーの花のバッジ(引退した兵士などへの募金をするともらえる)を付け、参加していました。私が今回のリメンバーズデイで感じた事は日本との違いです。先程全てのことが異なると述べましたが、このリメンバーズデイに関してはとても大きな違いがあると感じました。リメンバーズデイは日本でいうと終戦記念日にあたるのだと思いますが日本では11月11日に戦死者を偲んだり、平和を祈ったりなどということはありません。それと同じ様にカナダでは8月15日には何も行いません。私は今まで少なくとも日本人は平和を思う気持ちが強いはずであると思っていました。ただ私の主観も絡んできてしまうのですが日本では一次大戦のことについてあまり考える機会が少ないのでは無いでしょうか。確かに二次大戦の方が様々な面で規模が大きな戦争であったという事はあると思いますが、自国が負けた戦争の終戦日のみ手を合わせていたと考えると、今一度戦争や平和について考える必要があるのでは無いかと気付かされました。そしてもう一つ異なると感じた点として日本の終戦記念日などに比べてあくまで戦死者の追悼や兵士への経緯という意味合いが強いとも感じました。決して軍事的な演出がされたわけではありませんでしたがこの点も戦争に対する考え方の差なのかなと思いました。日曜日の昼前といういつもののどかな雰囲気とは少し異なり私もいろいろなことを考えさせられました。ちなみに前にも記した様に参加者は胸にポピーのバッジを付けている人がほとんどでしたが私は悩んだ末にポピーの花を付ける事はしませんでした。目の前に並んでいる引退する兵士さんとその横のライフル銃を持つ警官に素直にお疲れ様でした、万歳と言えるのか、言う資格はあるのかと思ったからです。ポピーの花一つで考えさせられる1日となりました。ちなみにその日のお昼に日本食を食べに行ったのですがビンチョウマグロをトロだと言われたり、鯖の握りの上に生姜が刻まれて載っているのにも関わらず、わさびが入っていて焦ってむせたり、と私だけ苦笑いをしながらネオンでSUSHIと色褪せながら光る看板を後にしたりもしました。この辺の話を書き続けると提出が遅れてしまうので、また留学報告会などの機会で。
S.Y(ウェスト・バンクーバー・セカンダリー/カナダ)
Two weeks passed since arrive Vancouver. Vancouver life is very fun for me. Every thing is deferent so I was surprise. I often take photo so I want to show there in this report but my camera which name is OLYMPUS PEN has over 1,000 photos. It is difficult for me to send many photo with essay so I will show these photos in debriefing session. Then I will tell you about one special holyday.
S.Y (West Vancouver Secondary School, Canada)
レメンバーズデイと呼ばれる11月11日の11時ごろ教会での様子。第一次世界大戦の終戦日であることから戦争で亡くなった兵士への哀悼の意を示すとともに兵士などの引退式が行われる。教会の広場にはブルーの衣装に身を包み様々な楽器を持った若者や兵士などが並び、沢山の人々が参加する。参加者は皆左胸に赤いポピーのバッジを付け、戦死した兵士に哀悼の意を示す。この赤いポピーはのバッジはカナダの兵士が多数亡くなった場所一面に赤いポピーが咲いたという話に由縁する。
https://ameblo.jp/qlseducation/ より
心臓に近い左胸につける
カナダの鯖は生姜とわさびが共存している。ちなみに隣がトロと言う名のビンチョウ、もしくはカジキ。