2025年度高3 SECターム留学 帰国後レポート ~第4回 高校3年9組 S. T.~
虹色の旗と多様性
1. Northcote collegeでの学校生活
私はこれまで一人で三か月も海外で暮らしたことがなかったので、はじめはとても緊張していました。中でも学校生活が一番不安でした。思っていた通り、留学先の高校では受け身では友達関係を築くのが難しかったのですが、自ら積極的に話しかけることにより友達が沢山できました。最初は中々馴染むのが難しい授業もありましたが、最終的にはほとんどのクラスに溶け込むことができました。友達が出来ることでパーティーに招待してもらえたり、さらに色んな人と関わったりもできました。学校にはFashionやHospitalityという授業があり、日本にはない実践的な学びを体験できました。体験型授業を通して知り合った友達から帰国前に寄せ書きをもらったのですが、皆な素晴らしい思いをつづってくれました。帰国前日の学校最終日では、一番お世話になった二人のお友達からプレゼントと手紙をもらいました。嬉しかったのと同時に、別れが悲しく思えました。
2. 日本とNZのSDGsの取り組みの違い
私はニュージーランドに滞在して、ジェンダーについて社会の意識の高さを感じました。特に印象に残っているのは、街や学校でたくさんのプログレスプライドフラッグを見かけたことです。この旗は、LGBTQの多様なセクシュアリティだけでなく、有色人種のLGBTQ+の人々も象徴しています。この旗にはそれぞれ意味を象徴する矢印のようなデザインが取り入れられています。これが学校や街などと様々なところで見られることからも、ニュージーランドは社会全体で多様性をとても大切にしていることを実感しました。
3. My achievement
現地校の友達と仲良くなれたこと最初は友達作りに苦労しましたが、積極的に話しかけることで次第に打ち解け、パーティーに招待してもらうこともできました。さらに、日本に興味がある友達もでき、訪日予定のある2人とは、日本で再会する約束もできました。
ホストファミリーの一員として受け入れられたこと
私は週末にほぼ毎週ホストファミリーと一緒にニュージーランドの各地に出かけました。部屋に籠らずリビングで積極的に一緒に過ごすことで、ホストファミリーとの距離を縮めました。ニュージーランドの文化や日本の文化について語り合う機会も多く、互いの文化を深く理解することができました。また、お別れ会を開いてもらえたり、親戚が集まるファミリーディナーにも何度も招待していただいたり、家族の一員として受け入れてもらったと感じました。
NZのボランティア活動に参加できたこと
NZで環境保全のボランティア活動に参加したいと強く思っていましたが、現地でのボランティアを見つけるのには苦労しました。何とか参加することができ、現地の人々と一緒に作業することで、NZの人々の環境への意識の高さを実感しました。また、ボランティア活動を通じて新しい出会いもあり、NZ伝統のお茶をいただくという貴重な体験もできました。