2025年度高3 SECターム留学 帰国後レポート ~第6回 高校3年9組 T. R.~
海と家族で過ごした温かな3ヶ月
SEC ターム留学
私はこの三ヶ月間、ニュージーランドにターム留学をしました。留学の目的は、英語力を高めること、そして異なる文化の中で生活し、自分自身を成長させることでした。最初は不安も多く、特に英語での会話には自信がありませんでした。しかし、学校の授業ではグループワークやディスカッションが多く、クラスメイトと話す機会が自然と増えました。始めはうまく英語が出てこなかったのですが、毎日の会話や授業を通して少しずつ慣れていき、次第に自分の考えを的確に伝えられるようになりました。
ホームステイ先での生活
ホームステイ先の家族もとても親切で、毎日の夕食の時間にたくさん会話をしました。最初は聞き取るのも大変でしたが、ジェスチャーを使ったり、知らない単語をメモしたりして、積極的に理解しようと努力しました。その中で、価値観や文化の違いを知ることができとても面白かったです。
週末にはホストファミリーと一緒にビーチに行ったり、ナイトマーケットに出かけたりすることもありました。特に印象に残っているのは、ホストファミリーと一緒に家で所有しているボートを使って海に出て釣りをしたことです。朝早く起きて、ボートで海に出ました。釣りは初めての経験で、最初はやり方が分からず戸惑いましたが、ホストファザーが丁寧に教えてくれました。海風を感じながら静かな時間を過ごし、実際に沢山の魚を釣ることができたときはとても嬉しかったです。さらに、その日の夕方にはホストファザーが釣った魚を捌いて、刺身にして食べさせてくれました。新鮮な魚をそのまま味わうのはとてもニュージーランドでは特別な経験で、自分が釣った魚を囲んで家族のように食卓を囲んだ時間は、とても温かく、忘れられない思い出になりました。
ニュージーランドのSDGsへの取り組み
ニュージーランドで生活する中で、環境保護への意識の高さを感じる場面が多くありました。ホストファミリーとの釣り体験を通して、海洋資源の持続可能な利用について学ぶことができました。釣りをする際も、小さな魚はリリースし、適切なサイズの魚のみを持ち帰るというルールを教えてもらいました。これらの取り組みは、SDGsゴール14「海の豊かさを守ろう」の実現に直結していると感じました。日本でも、海洋資源を大切にする意識をもっと広めていく必要があると思います。
留学を経て
この留学を通して、私は英語力だけでなく、自分で考えて行動する力や異なる価値観を受け入れる姿勢も身につけることができました。帰国後も英語の勉強を続け、将来は国際的な仕事に携わることを目指していきたいと思います。
今回の経験は、私にとって大きな一歩でした。支えてくれた先生や家族に感謝し、これからの成長につなげていきたいと思います。